おおかみかくし

おおかみかくし 

発売日：2009年8月20日

メーカー / ブランド：コナミ デジタル エンタテインメント

価格：\5,500

公式サイト

2010年1月アニメが放送された作品ですが原作であるゲーム版のレビューです

原案・監督 / 竜騎士07 キャラクターデザイン / PEACH-PIT 音楽 / 伊藤賢治
ビックスタッフによる制作通称「コナミ版 ひぐらしのなく頃に」と言われています 

あらすじ
16歳の少年 九澄博士(くずみひろし)は、都心から離れた山間にあるニュータウン
嫦娥町(じょうがまち)で暮らすこととなった。河川が”旧市街”と”新市街”を分断する
この町は、今もまだ謎に包まれた土地文化や風習が数多く残っている。取り立てて目
立つ存在ではなかった博士をクラスメイトはあり得ないぐらい気にかけてくれる。
そんな環境に戸惑いつつも新しい生活を楽しむ博士だが、ただ1人、クラス委員を
務める櫛名田眠(くしなだねむる)だけが明らかに博士と距離を置いているのが気
がかりだった。数少ない接触の中で、彼女は博士に忠告する。
 　　　　　

「旧市街には近づかないように」 

と。そこに何があるのか?・・・そして恐怖と謎が交錯する。


キャラクター
結構いるので登場が多いキャラのみにしました 

九澄博士（くずみひろし）CV.小林ゆう
このゲームの主人公、父親の都合で嫦娥町に引っ越してきた高校一年生。
この町に来てから急にちやほやされるようになり戸惑っている。
ゲーム中他のキャラの視点のみボイスがある、しかも彼の初ボイスはアッーに
なりそうなシーンでだったりします、聞いたときは吹きました 

櫛名田眠（くしなだねむる）　CV.伊瀬茉莉也
クラス委員を務め、周囲から一目置かれている少女。皆が博士を歓迎する中で
ひとり冷たい視線を向けていた。 和服がよくに似合う少女で趣味はお盆栽いじり
魚料理には目がない 

摘花五十鈴（つのはないすず）　CV.加藤英美里
博士のお隣さん兼クラスメイト。快活で人気もあるが、「暴走天使」の名に負けない
行動派(？)の少女。 甘いもの、博士が大好き、甘えグセが結構強い。


九澄マナ（くずみまな）　CV.藤田咲
博士の妹で小学６年生。事故で両足が不自由ながら、兄と分担して家事をこなす
しっかり者だが…。 しかし今のギャルゲでは中々無い普通の妹キャラ 

朝霧かなめ（あさぎりかなめ）　CV.渕上舞
博士や五十鈴のクラスメイト。見かけはおっとり系だが、さらっと核心を突くよう
な発言をよくする。 博士の事を「ハカセくん」と呼ぶ 

真那香織（まなかおり）　CV.後藤邑子
嫦娥町ではちょっと有名なお姉さん。彼女の奏でるバイオリンの音色は
通行人も思わず足を止めるほどのもの。 ゲーム中一番の美人 

摘花一誠（つのはないっせい）　CV.岡本信彦
五十鈴の兄で大学生。端正なマスクと面倒見のいい優しい性格で、
ファンクラブができるほどの人気がある。 なぜか彼も博士に好意を寄せている


システム
形式は普通のADV形式も遊べますしノベルモードもありますのでお好みで選べます
でシナリオも多くストーリーは10あり選択肢で分岐しますが、初回の黄泉比良坂編
では選択肢はありますが必ず死ぬように設定されています、その後に五色塚編があり
4つのシナリオがありこれは本編になります、それをクリアした後にひぐらしで言う
「解の目明し」に近いほかのキャラの視点になります、このシナリオが5つありその
後におまけとおまけシナリオが開放されます、ゲーム中に細かい用語やキャラの設定
をゲーム中に自由に見られのは評価が高いです 

シナリオ
この作品は竜騎士07も含む7人で書いています、それが原因かシナリオによって性格
が変わるキャラもいますがそれでも「ひぐらし魂」は引き継がれており同じ文字を
画面いっぱい「痛い」など様々ですがそれ以外にも「クールになれ！久住博士」
（クールになれ前原圭一！）などおなじみの台詞もあります。
うーんキャラが死ぬや殺されるシーンは結構エグイですね、そうですねEVA劇場版の
25話の2号機を連想出来ますね、文字だけですが、それと結構エロいシーン
もありました、エロゲにしたらかなりいいシーンなる場所が数カ所ありました
後はBL展開がありますね、しかもガチで、そして百合展開、近親相姦もあります。
これは正直驚いた、百合展開を除けば博士が襲われるし・・・ 

音楽、グラフィック
音楽に関しては本当にいいです、さすが伊藤賢治というところでしょうか、聞いて
いて心地よいです、次にグラフィックですが原画を書いているのが6人とまた大人数
ですそのためかCGにばらつきがありますそれに「おおかみかくし」はどうやらPS2
で制作していたようでバストアップCGが少々不自然です特にADV形式で遊ぶと
キャラの顔とウインドが重なるので少し見づらくなります 

評価
一言でいうと「短いひぐらし」です、しかし短いとありますがちょうど良いシナリオ
量だと思います、キャラ設定もしっかりしているし、特にUMDでもかなり快適で
メディアインストールとUMDキャッシュを使えば、メモステ起動と大差ありません
後思ったのは是非18禁エロありでプレイしたい作品です、それにするだけの価値は
ありますね、一般作品ではもったいないです。

アニメ版と比較すると
ゲーム版は正直まとまっていない印象が見受けられる（パラレル的な要素あり）
に対しアニメ版はゲーム版では解釈不十分な部分を分かりやすく解釈しており
ラストのイベントは大幅に変更されているもののゲーム版よりよく出来ていると言う

ゲーム版の株を奪うくらいの出来でもある、ただし、ゲーム版とアニメ版は別の物語

と解釈すればそれほど悪い作品ではない